お子様は本棚に触れていますか?
ちょっとした工夫で子供の読書がはかどる、子供がいる家庭ならではの本棚の選び方・置き方をご紹介します。
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収納とディスプレイの両立もできます。 |
コンパクトな本棚で子供と読書の距離を縮める
本が大好きでたくさんの本をお持ちの場合、「収納力のある本棚を子供部屋に置こう!」と考えがち。ですが、子供が気軽に手を取りやすいコンパクトなものを置くのもひとつの方法です。
今、子供のまわりにはインターネットやテレビゲームなど、読書以外に興味をそそられるものがたくさん。なかなか本を手に取りにくい生活環境になってきています。そんな環境で子供に読書を強制すると、逆に本嫌いになりかねません。自然と本に触れる機会を増やせるような手近な本棚もおすすめです。
家族の共有本棚で親子の絆を深める
自然と本に触れる機会を増やす方法として、家族で本棚を共有するのもおすすめです。下の段には子供の本を、高い位置には大人の本を収納します。下ろして隠せる可動式のフラップタイプの扉がついていれば、表紙を飾って収納することで子供の興味を惹くことができます。見た目にもおしゃれな"見せる収納"をしつつ、本をきっかけにコミュニケーションを取ったり、読み聞かせをしたり、一緒に遊んだりと、親子の絆を深めることにもつながるでしょう。
あるいは、子供でも簡単に出し入れできるようなオープンな本棚もおすすめです。本をホコリや日焼けから守ることは難しくなりますが、子供や家族とともに年月を重ねてきたことがわかる、愛着のわく一冊になってくれるでしょう。オープンタイプのものはどっしりと重厚感のあるタイプもあれば、手軽なラックタイプのものもあります。今後のお部屋の模様替えなども考えて選ぶと失敗がありません。
子供目線で本棚環境を変えよう!
本棚を子供にとって身近なものにするには、子供の姿勢や目線にも気を配るのがポイント。座ったとき、立ったとき、いつものおもちゃ箱をさわるときなど、何気ない瞬間に目につく位置・高さに本を置けるのがベスト。子供の目線のやや下に置いたり、おもちゃと一緒にディスプレイしたりするのも効果的です。
忘れてはならないのが、子供の成長。大好きだった絵本も、しばらくたてば興味が薄れていきます。子供の成長や興味の対象の移り変わりにあわせて、本の並べ方にも工夫を凝らしてみましょう。スタンダードなジャンル分けはもちろん、意外な本同士の組み合わせで再び興味を持たせるというのもいいですね。また、調べたいときにすぐに手に取る辞書・辞典や地図、図鑑類はいつでも手が届く場所に収納しておくと便利です。
ストレスなく読書できる環境作りを
本棚の近くに読書がはかどる環境を作ることも大切です。本を出したらその場で読めるように床にカーペットなどの敷物を敷いておいたり、ソファの近くに本棚を置いたりするのもいいでしょう。部屋が暗くなってきても大丈夫なよう、フロアランプやクリップライトなどの間接照明もあると快適な読書空間ができあがります。 |